【保険料払いすぎ注意!】FPが教える50代からの「損しない」保険見直し3つのポイント

生命保険

はじめに:保険の「ムダ」を洗い出そう!

定年が近づいたり、年金生活に入ったりすると、誰もが必ず考えるのが「毎月の保険料、払いすぎてないか?」ということではないでしょうか?

若い頃に「なんとなく安心だから」と入った保険を、何十年も見直していない方、多いですよね。

実は、私たちアラフィフやシニア層の保険には、「もう必要のない保障」や、「今の時代に合わないムダ」がたくさん潜んでいることが多いんです。

そして、そのムダを削るだけで、毎月数千円、年間で数万円の「老後資金」が復活する可能性があります。

ここでは、あなたの保険を「絶対損しない」形でスリム化する具体的な手順を、難しい専門用語は使わずに、優しく解説していきます。

なぜ、50代の保険は「ムダだらけ」になりやすいのか?

若い頃に加入した保険の多くは、私たちの人生の「大きなリスク」に備えるものでした。しかし、50歳を超えると、そのリスクの「」がガラッと変わります。

【若い頃のリスク】

  • 大黒柱の死亡: 子どもの教育費や住宅ローンなど、残された家族の生活費。
  • 長期の病気やケガ: 働けなくなった場合の収入の補てん。

【シニア期のリスク】

  • 夫婦どちらかの死亡: 葬儀費用や、残された配偶者の生活費(遺族年金があるため、必要な金額は激減します)。
  • 病気やケガによる入院・手術: 医療費と、介護の費用。
  • 認知症や寝たきり: 介護の費用。

つまり、「死亡保障」は不要になるか大幅に減らせるのに、「医療・介護」への備えは必要になる、ということです。にもかかわらず、昔のままの保険に入っていると、もう必要のない高額な「死亡保障」に、今も保険料を払い続けているという、とてももったいない状態になっていることが多いのです。

これが、50代からの保険が「払いすぎ」になりやすい最大の理由です。

最初に手を付けるべき「ムダな保険」の切り分け方【死亡保険編】

まず、今すぐ見直すべきは、あなたが「万が一の時」に備えて加入している「死亡保険」です。

FPとして、死亡保険の必要な金額を見極めるための、簡単な3つの質問を用意しました。

質問1:お子さんは、もう経済的に自立していますか?

  • YES(自立している): 子どもの学費や生活費のために高額な死亡保障はもう必要ありません。
  • NO(まだ学費がかかる): 必要な期間だけ残し、卒業・就職と同時に減額・解約を検討しましょう。

質問2:住宅ローンは完済していますか?

  • YES: 死亡時にローンが残らないのであれば、その分の保障はもう必要ありません。
  • NO: ローン残高分は残す必要があります。ただし、ローン専用の保険に入っていれば、死亡保険の金額は減らせます。

質問3:亡くなった時に「残された配偶者」のために必要な金額は?

この金額の目安は、「葬儀代(平均200〜300万円)」+「配偶者の当面の生活費(半年〜1年分)」だけでOKです。

なぜなら、あなたが亡くなっても、残された配偶者には「遺族年金」が支払われるからです。

【結論】死亡保険は「葬儀代+α」まで減額を!

  • 見直し方法: 今入っている死亡保険の「減額」を検討してください。解約してしまうと、これまで貯まっていた「解約返戻金」を受け取れなくなる可能性があるので、まずは保険会社に「減額した場合の保険料と解約返戻金」を確認しましょう。

いますぐ「安心に替える」べき保障【医療・介護保険編】

死亡保障を削った分、「長生き」という最大のリスクに備えるための保障をチェックしましょう。

50代を超えると、どうしても入院や手術のリスクは高まります。

医療保険チェックポイント3つ

  1. 「昔の保険」は最新の治療に対応しているか?
    • 昔の医療保険は、「入院5日以上で給付」といった条件が多いです。しかし、今は医療が進み、「日帰りや短期入院」で手術を受けるケースが増えています。
    • 見直し: 短期入院でもしっかりと給付金が出る、「日額ではなく一時金型」の商品や、「先進医療特約(数百万円かかる特殊な治療費を全額保障)」がついているかを確認しましょう。
  2. 「高額療養費制度」をご存じですかか?
    • 医療費は青天井ではありません。国には「高額療養費制度」という仕組みがあり、ひと月の自己負担額には上限があります(収入によりますが、大体数万円〜10万円前後)。
    • 見直し: この制度があるため、「入院費を全て保険で賄う」必要はありません。個室代(差額ベッド代)や、入院中の食費、交通費など、公的制度でカバーできない費用を補う程度で十分だと考えましょう。
  3. 「終身型」VS「定期型」の落とし穴
    • 終身型: 一生涯、保険料が変わらない(または払い込み期間が終わればゼロになる)。
    • 定期型: 保障期間が決まっており、更新するたびに保険料が大幅に上がる
    • 見直し: もし、今入っている医療保険が「定期型」の場合、60歳、70歳での更新で「保険料が倍以上に跳ね上がる」ケースが非常に多いです。年金生活に入ってからの高額な保険料は家計を圧迫します。健康なうちに、「終身型で保険料の払い込みを60歳や65歳で終わらせるタイプ」への切り替えを検討しましょう。

介護保険は「公的制度+α」で考える

  • 公的介護保険(40歳以上が加入)があるため、民間の介護保険は、公的制度では足りない部分(例えば、訪問介護の回数を増やしたい、特別養護老人ホームに入れない間の費用など)を補うために検討します。
  • 見直し: 認知症になるリスクも高まります。「一時金」としてまとまったお金がもらえるタイプなど、使い勝手の良い商品を選ぶのがおすすめです。

【最重要】FPが教える「絶対損しない」ための3つの鉄則

保険を見直す時に、多くの方が「損した!」と感じる行動があります。これを避けましょう。

鉄則1:貯蓄型の保険は「一旦立ち止まって」考える

「終身保険」「養老保険」など、保険料の一部が貯金のように貯まっていく「貯蓄型」の保険を解約するのは、特に慎重になってください。

  • 理由: 昔の貯蓄型の保険は、今では考えられないほど「予定利率(よていりりつ)」が高いものが多いです。これらを解約してしまうと、その高い利率の恩恵を二度と受けられなくなります。
  • 対策: 保険料の支払いが苦しい場合は、「払済(はらいずみ)保険」への変更を検討しましょう。これは、「今の保険を解約せず、その時点での解約返戻金で、保障を減らした終身保険に切り替える」方法です。保険料の支払いはストップし、保障は残せます。

鉄則2:「保険の切り替え」は新しい保険が確定してから!

「今の保険を解約して、新しい保険に乗り換えよう!」と考えるのは危険です。

  • 理由: 50代、60代になると、持病や既往症が見つかり、新しい保険に「加入できない」というリスクが高まります。
  • 対策: 新しい保険への加入が完全に確定し、保険料の支払いが始まるまでは、古い保険は絶対に解約しないでください。

鉄則3:まずは「保障期間」をチェック!

加入している保険が「何歳まで保障してくれるか」を真っ先に確認しましょう。

  • 60歳や65歳で保障が終わる(満期になる)タイプの保険であれば、何もしなければ自動的に保障が消滅します。
  • この場合は、満期が来る前に、本当に必要な「医療・介護」の終身保険を探す時間を作りましょう。

まとめ:賢い見直しで、老後の自由なお金を増やそう!

保険は、万が一の時に家族や自分を守ってくれる、大切なお守りです。しかし、時代とともに、私たちの状況とともに、その「お守り」の形も変えていかなければなりません。

ムダな死亡保障を削り、その分を「長生きのリスク」である医療・介護に回す。そして、浮いた保険料は、旅行や趣味、そして急な出費に備える「老後資金」として貯めていく。

これが、50代からの「損しない」賢い保険の見直し方です。

「どこから手を付けていいか分からない!」という方は、まずは保険会社に電話して「減額したいんだけど」と相談してみることから始めてみましょう。


もし「自分にはどんな保険が必要なんだろう?」と悩んだら、専門家であるファイナンシャルプランナーに相談してみるのも良いでしょう。

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